結論:まずやるべきこと
冬の朝の寒さ対策は、費用のかからないものから次の3つの順で進めます。
- エアコン本体の入タイマーで、起きる少し前に暖房が入るようにする
- 夜のうちにカーテンを閉めて、窓から逃げる熱を減らす
- セットの手間や、曜日ごとの時刻の切り替えをなくしたいなら、スマートリモコンで自動化する
毎朝同じ時刻に起きて、タイマーのセットが苦でないなら、入タイマーだけで足ります。 スマートリモコンを選ぶときの軸は、「室温を条件にして暖房をつけたいか」の1つに絞ると迷いません。
冬の朝に部屋が寒くなる原因を整理する
冬の朝の寒さは、「暖房が止まっている時間」「熱が逃げる場所」「暖まるまでの時間」「タイマーの仕組み」の4つが重なって起きます。原因を分けておくと、どこに手を打てばいいかがはっきりします。
夜のあいだ暖房が止まっている
寝るときにエアコンを切ると、朝までのあいだに部屋の温度は少しずつ下がります。一般に気温は明け方に向けて下がるので、起きる時刻がちょうど一番冷えた状態になりやすいんですよね。
窓から熱が逃げる
部屋の熱は、壁よりも窓から逃げやすいとされています。カーテンを開けたまま寝たり、丈が短くて窓の下にすき間があったりすると、暖房を止めたあとの冷え込みが進みやすくなります。
暖房をつけてから暖まるまで時間がかかる
起きてからエアコンをつけると、部屋が暖まるまで寒い中で待つことになります。暖まるまでの時間は部屋の広さや断熱、エアコンの能力で変わるため、暖房は起きる時刻より少し前に動き始めているのが理想です。
タイマーのセット忘れと時刻のずれ
エアコンの入タイマーは、機種によっては毎晩セットし直す必要があります。疲れて寝た日に忘れたり、休日に平日の時刻のまま動いたりと、寒い朝は仕組みの問題からも生まれます。
対策を優先順に:手間と費用の少ないものから
冬の朝の暖房対策は、費用のかからないエアコンの入タイマーから始めて、手間を減らしたくなったらスマートリモコンに進むのが無駄のない順番です。
1. エアコン本体の入タイマーを使う
エアコンのリモコンにある入タイマーで、起きる前に暖房が入るようにします。機種によって「◯時間後に入る」方式と「◯時に入る」方式があるので、取扱説明書で確かめておくと迷いません。
- 費用:かからない
- 手間:機種によっては毎晩のセットが必要
2. 暖房が入る時刻を起きる少し前にずらす
入タイマーの時刻は、起きる時刻より少し前にします。部屋が暖まるまでの時間は部屋ごとに違うので、何日か時刻を前後させて、起きたときにちょうどいい室温になる時刻を探すのが確実です。
- 費用:かからない
- 手間:最初の数日だけ調整
3. 夜のうちにカーテンを閉めて窓の冷えを減らす
寝る前にカーテンを閉めるだけでも、窓から逃げる熱を減らす助けになります。丈が窓の下まで届いているかも確かめておくと、すき間から冷えが入りにくくなります。
- 費用:今あるカーテンなら、かからない
- 手間:毎晩閉めるだけ
4. スマートリモコンで曜日ごとに自動化する
スマートリモコンを使うと、「平日は◯時、休日は◯時」と曜日ごとに暖房の時刻を決めておけます。一度設定すれば、寝る前のタイマーのセットが要らなくなります。
- 費用:スマートリモコン本体の購入が必要
- 手間:最初の設定だけ
5. 室温を条件にして暖房をつける
温度センサー付きのスマートリモコンなら、「室温が◯℃を下回ったら暖房をつける」といった条件でエアコンを動かせます。冷え込む朝だけ暖房を入れたい人に合う方法です。
- 費用:温度センサー付きのスマートリモコンが必要
- 手間:最初の設定と、条件にする温度の調整
スマートリモコンを使うなら:軸は「室温で決めたいか」
スマートリモコンが役立つのは、対策4の曜日ごとの自動化と、対策5の室温を条件にした暖房です。時刻だけ決めたいならセンサー無しのモデル、室温で判断したいならセンサー付きのモデルを選びます。
買う前に、次の3点を確かめておくと安心です。
- 赤外線リモコンで動くエアコンが対象で、Bluetoothや電波式のリモコンで動く家電は操作できません
- Wi-Fiは2.4GHz帯が必要で、5GHz帯だけの環境では使えません
- 赤外線は壁や扉を通らないので、エアコンと同じ部屋の、信号が届く位置に置きます
| 商品 | 朝の暖房を決める条件 | 本体の画面 | 付属の電源 | 朝の暖房に関わる機能 |
|---|---|---|---|---|
| SwitchBot スマートリモコン ハブ2 W3202106(ホワイト) | 曜日・時刻、室温・湿度など | 温度・湿度を表示する画面あり | 温湿度センサー付きケーブル(2m)と5V/2Aアダプターが付属 | パーソナライズエコ(ベータ版)で曜日ごとに室温を管理、本体ボタンにシーンを割り当て |
| Nature スマートリモコン Nature Remo Lapis Remo-2W3(ホワイト) | 曜日・時刻、室温・湿度、位置情報 | なし(ランプのみ) | ケーブル・アダプターは別に用意 | コスパ起動、オートエコ |
| Nature スマートリモコン Nature Remo nano Remo-5W1(ホワイト) | 曜日・時刻、位置情報(室温は使えない) | なし(ランプのみ) | ケーブル・アダプターは別に用意 | 曜日・時刻での自動運転、祝日を除いた平日の指定 |
室温を画面で見て決めたい人に:SwitchBot スマートリモコン ハブ2 W3202106(ホワイト)
本体の画面で室温と湿度を確かめられるので、寝る前に部屋の冷え具合を見てから暖房の条件を決めたい人に合います。公式の説明では、曜日・時刻や室温を条件にエアコンを動かせて、本体のON/OFFボタンに割り当てたシーンでスマホを出さずに操作できます。気になる点は、温湿度センサーが付属の電源ケーブル(長さ2m)に入っていて、ほかのUSB Type-Cケーブルでは温度・湿度を測れないことです。
SwitchBot スマートリモコン ハブ2 W3202106(ホワイト)
SwitchBot
- 本体の画面で室温と湿度が見えるので、寝る前に部屋の冷え具合を確かめられる
- 「室温が◯℃を下回ったら暖房をつける」のように、温度を条件に朝の暖房を決められる
- ON/OFFボタンにシーンを割り当てれば、スマホを出さずに照明やエアコンをまとめて動かせる
- Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応です(5GHz帯は使えません)。使うにはWi-Fiへの接続が要ります
- 赤外線リモコンで動く家電が対象です。Bluetoothや電波式のリモコンで動く家電は操作できません
- 赤外線は壁を通りにくいので、操作したい家電の近くに置きます。別の部屋の家電を動かすには、部屋ごとに1台要ります
- 温湿度センサーは付属の電源ケーブル(長さ2m)に入っています。ほかのUSB Type-Cケーブルでは温度・湿度を測れません
Amazonでの価格は変動するため、リンク先のページでご確認ください。
楽天市場の価格・在庫は表示した時点のもので、変わることがあります。購入前にリンク先でご確認ください。
起きる時刻に向けてゆっくり暖めたい人に:Nature スマートリモコン Nature Remo Lapis Remo-2W3(ホワイト)
公式の説明では、「コスパ起動」で室温を見ながら設定温度を段階的に変え、決めた時刻に設定した室温になるよう暖房を始めます。赤外線の届く目安は30畳程度です。気になる点は、本体に画面が無いことと、USB Type-CケーブルとUSB ACアダプター(5V 2A以上・1ポート)を別に用意することです。
Nature スマートリモコン Nature Remo Lapis Remo-2W3(ホワイト)
Nature
- 寝ている間に冷え込んだときだけ暖房をつける、といった室温を条件にした自動運転ができる
- コスパ起動を使うと、起きる時刻に向けて設定温度を少しずつ上げながら暖められる
- 石のような見た目で、棚に置いても家電らしさが目立ちにくい
- Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応です。常にインターネットにつながるWi-Fi環境が要ります
- USB Type-CケーブルとUSB ACアダプター(5V 2A以上・1ポート)は付属しません。充電式ではないので、いつも給電しておきます
- 赤外線リモコンで動く家電が対象です(Bluetooth・電波式のリモコンは登録できません)。赤外線は壁や扉を通らないので、家電と同じ部屋の信号が届く位置に置きます
- 直射日光や家電の排気が当たる場所、熱のこもる場所に置くと、温度・湿度が実際とずれることがあります
Amazonでの価格は変動するため、リンク先のページでご確認ください。
楽天市場の価格・在庫は表示した時点のもので、変わることがあります。購入前にリンク先でご確認ください。
決まった時刻につけられれば十分な人に:Nature スマートリモコン Nature Remo nano Remo-5W1(ホワイト)
公式の説明では、曜日・時刻を条件にでき、祝日・振替休日を除いた平日だけ動かす指定もできます。47×47×12.5mm・13gと小さく、エアコンに向けて棚の上に置きやすいサイズです。気になる点は、温度センサーが無く室温を条件にできないこと、赤外線の届く目安が10畳程度で、ケーブルとアダプターが別に必要なことです。
Nature スマートリモコン Nature Remo nano Remo-5W1(ホワイト)
Nature
- 曜日と時刻を決めておけば、起きる前に暖房をつけておける
- 曜日を選んで設定できるので、平日と休日で時刻を分けられる
- 47mm角・13gと小さく軽いので、エアコンに向けて棚の上などに置きやすい
- 温度センサーが無いので、室温を条件にした自動運転はできません(条件は曜日・時刻と位置情報です)
- Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応です。常にインターネットにつながるWi-Fi環境が要り、ネットが使えないときは家電を操作できません
- USB Type-CケーブルとUSB ACアダプター(5V 2A以上・1ポート)は付属しません
- 赤外線の届く目安は10畳程度で、壁や扉は通りません。操作したい家電と同じ部屋の、信号が届く位置に置きます
Amazonでの価格は変動するため、リンク先のページでご確認ください。
楽天市場の価格・在庫は表示した時点のもので、変わることがあります。購入前にリンク先でご確認ください。
よくある質問
Q. 入タイマーのセットを忘れがちなときは、どうすればいいですか?
セットを忘れがちなら、毎晩のセット自体をなくせるスマートリモコンの曜日ごとの自動化が合います。入タイマーが「◯時間後に入る」方式のエアコンは、寝る時刻によってセットする時間が変わるので、忘れや計算違いが起きやすいんですよね。スマートリモコンなら一度「平日は◯時」と決めておけば、寝る時刻に関係なく同じ時刻に暖房が入ります。
Q. 自分の家のエアコンでもスマートリモコンは使えますか?
赤外線リモコンで動くエアコンなら、スマートリモコンに登録して使える可能性があります。Bluetoothや電波式のリモコンで動く機種は対象外で、機種によっては使えない場合もあるため、購入前にメーカーの案内を確かめておくと安心です。
Q. 家のWi-Fiが5GHz帯でもスマートリモコンは使えますか?
5GHz帯だけの環境では使えません。紹介した3機種はどれもWi-Fiの2.4GHz帯が必要なので、ルーターの設定で2.4GHz帯が使えるかを先に確かめておくと、設定でつまずきにくくなります。
Q. インターネットが切れたら朝の暖房はどうなりますか?
朝の自動運転(オートメーション)は、インターネットが切れると動かないことがあると考えておきます。心配な日は、エアコン本体の入タイマーもセットしておくと確実です。公式の説明で確認できるのは、アプリからの手動の操作です。SwitchBot のハブ2は、エアコンのリモコンを「ローカル操作」に設定しておけば、ハブ2がネットにつながらないときもBluetoothの届く範囲でアプリから操作できます。Nature Remo Lapis は、Nature のサーバーに障害があるときに、スマホと同じWi-Fiにつながっていればアプリでエアコンを操作できます(オートメーションは対象外)。家の回線そのものが切れたときも同じように操作できるかは、公式の説明からは分かりません。Nature Remo nano は、ネットが使えないときは家電を操作できません。
まとめ
冬の朝に部屋を暖めておく順番は、入タイマー、開始時刻の調整、夜のカーテン、最後にスマートリモコンです。スマートリモコンは、時刻だけ決めたいならセンサー無し、室温で判断したいならセンサー付きを選びます。買う前に、赤外線リモコンのエアコンか、2.4GHz帯のWi-Fiがあるか、置き場所から赤外線が届くかの3点を確かめておきましょう。
